2006年度会長挨拶

 

2006~2007年度
東金ロータリークラブ
会長 秋葉 芳秀

松尾芭蕉の「奥の細道」は、「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」で始まります。東金ロータリークラブの過ぎし日に想いを廻らすと、歴代会長や先輩達の懐かしい顔や声が次々と頭の中をよぎります。東金ロータリークラブのために力を尽くし、多くの友人と交わり、社会奉仕や職業奉仕などに精を出してくれました。
私は、歴史と伝統のある当クラブの第48代目の会長を務めることになりますが、次の方にバトンを渡すまで、微力ながら精一杯努力しますので、皆様のご指導とご協力をお願い申し上げます。

さて、当クラブの課題は最盛期の2分の1にまで減少している会員数を、もっと増やすことに尽きます。これから加速度を増すとされている人口減少は、生産年齢人口が減り高齢者が増えるため年金や介護が問題視されておりますが、更に所得や消費まで減り地域社会経済の縮小が懸念されております。
未来は、同業者間のビジネス競争が更に厳しくなり、ロータリークラブのような団体は、よほど魅力のある組織でなければ、会員拡大と維持は益々難しくなるのでしょうか。或いは逆に、経済的にも精神的にもゆとりの有る社会が構築され、クラブはその恩恵を享受できるのでしょうか。

先のことは誰にも分かりませんが、現実を踏まえ未来を見つめますと、日本中のロータリークラブは地域社会にもっとPRし、信頼と存在感を高める継続した活動をすることが必要と思います。

本年度から、事務局は東金商工会議所のご支援を受け増強されました。今後、白鳥政孝ガバナーと菅井直秀ガバナー補佐のご指導を受けながら、楽しい有意義な例会運営に努め、クラブの活性化と会員増強のために頑張りますので、菅原前会長と同様、どうかよろしくお願い致します。